理想の食習慣とは

私たちの食生活は、飽食といわれるほど豊かになりました。

海外からの食料輸入が増大し、外食する機会が増え、

24時間いつでも手軽に食べ物を口にすることができるようになりました。

その一方で、脂質の摂りすぎ、野菜不足などの栄養バランスの偏り、

食料資源の浪費など、さまざまな問題が表面化してきています。

なかでも健康面では、肥満が増え、

生活習慣病にかかる人やその予備軍が急増しています。

このため、平成12年3月

農林水産省、厚生労働省、文部科学省の3省が共同して

10項目からなる「食生活指針」を策定しました。

毎日の食生活でこの10項目を実践することで、

食習慣の乱れを解消し、

肥満や生活習慣病の危険性をなくし、

健康的な暮らしを実現しようというものです。

 

食生活指針の10項目

食事を楽しもう

  • 心と体においしい食事を味わって食べましょう
  • 毎日の食事で健康寿命を伸ばしましょう
  • 家族団欒や人との交流を大切にし、食事作りに参加しましょう

1日の食事のリズムから健やかな生活リズムを

  • 朝食でいきいきした1日を始めましょう
  • 夜食や間食は摂りすぎないようにしましょう

主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスを

  • 多彩な食品を組み合わせましょう
  • 調理方法が偏らないようにしましょう
  • 手作りと外食や加工食品、調理食品を上手に組み合わせましょう

ご飯などの穀類をしっかりと

  • 穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう
  • 日本の気候、風土に適している米などの穀類を利用しましょう

野菜、果物、牛乳、乳製品、豆類、魚なども組み合わせて

  • たっぷりの野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう
  • 牛乳、乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分にとりましょう

食塩や脂肪は控えめに

  • 塩辛い食品を控えめに、食塩は1日10g未満にしましょう
  • 脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう
  • 栄養成分表示をみて、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう

適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を

  • 定期的に体重を量りましょう
  • 普段から意識して体を動かすようにしましょう
  • 美しさは健康から。無理な減量はやめましょう
  • 食事はしっかり噛んで、ゆっくり食べましょう

食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も

  • 地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう
  • 食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう
  • 食材に関する知識や料理技術を身につけましょう
  • ときには新しい料理を作ってみましょう

調理や保存を上手にして、無駄や廃棄を少なく

  • 買いすぎ、作りすぎに注意して、食べ残しのない適量を心がけましょう
  • 賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう
  • 定期的に冷蔵庫の中身や家庭内の食材を点検し献立を工夫して食べましょう

自分の食生活を見直してみましょう

  • 自分の健康目標を作り、食生活を点検する習慣を持ちましょう
  • 家族や仲間と食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう
  • 学校や家庭で食生活の正しい理解や望ましい習慣を身につけましょう
  • 子供の頃から食生活を大切にしましょう