家庭でできるエコの取り組み

ゴミを減らす3つのR

地球規模の環境問題の話となると、多くの人にとって身近な問題として捉えづらい部分があるようです。

しかし、現実に環境を破壊しているのも、守るのも人間です。

まずは、身近なゴミの問題などから環境問題を考え、

一人ひとりが環境のために自分ができること、家庭でできることを実行していくことが求められています。

具体的には、環境省ではゴミ削減と環境保全を目指して、3つのRへの取り組みを提唱しています。

  1. Reduce(減らす):食べ残しをしない、買いすぎないなど
  2. Reuse(再利用):物は大事に長く使う、使い捨て商品は使わないなど
  3. Recycle(再資源化):ゴミの分別化、デポジット制(空き瓶の有料引き取り制度)の利用など

また、一足早くこれらの取り組みを行って成果をあげているドイツでは、

上記の3つに

Refuse(やめる):無駄なものを買わない、季節外れの野菜は買わない、生ゴミは家庭で処理するなど

という項目を加え、4つのRを提唱しています。

また、「MOTTAINAI」を提唱したケニアのワンガリ・マータイ氏は、

3RにRespect(自然を尊び、人の心や可能性を大切にする)を加えた4つのRを提唱しました。

家庭でできるエコロジーへの取り組みの第一歩として、

これらの4つのRを実践していくように心がけましょう。

 

マイバッグ、マイ箸の利用

4つのRへの取り組みの中の無駄なものを買わない、断る、使い捨てのものは使わないという

Refuse、Reuseの観点からマイバッグ、マイ箸を実践するようにしましょう。

ゴミの問題でも説明したように、使い捨て容器や過剰包装の包装紙、

スーパーのレジ袋などが大量にゴミとして捨てられています。

使い捨て商品は極力買わないようにするとともに、

スーパーなどへ買い物にいくときは、自分の買い物袋(マイバッグ)を持参し、

お店が用意しているレジ袋は断るようにしましょう。

1人あたり年間300枚も手にするといわれるレジ袋を断れば、

余分なゴミを出さずに済むうえ、その分のゴミ処理費用(約680円分)の節約になります。

さらに、紙袋、ビニール袋の原料となるパルプ(木材)や石油などの資源の節約にも繋がります。

マイ箸は、自分専用の持ち歩き用の携帯箸のことです。

割り箸を一回使っただけで捨ててしまうのはもったいない。

使い捨てのライフスタイルを見直したい。などの理由で、

マイ箸を携帯する人が徐々に増えてきています。

マイバッグ同様、割り箸の材料となる森林資源の節約にも繋がります。

 

家電製品の待機消費電力を節約

エアコン、テレビ、DVDプレーヤーなど、家電製品の多くはリモコンや時計表示、メモリー機能が搭載されています。

これらの製品は、いつリモコンのスイッチを押しても反応することができるように待機機能がついています。

このため、常に1〜3wほどの電力を待機電力として消費しています。

リモコンを使用する製品が増えたことから、

待機電力の消費電力は家庭の消費電力の10%にもなるといわれています。

長く使わないときは主電源を切るか、プラグをコンセントから抜いておくなどの習慣をつけましょう。

 

水道の流しっぱなしをやめる

水道の蛇口からは1分間に約12リットルの水が流れ出ます。

洗い物や洗面、歯磨き、シャワーなど、ついつい水を出しっぱなしにしていることが多いのではないでしょうか。

少し気をつけて、こまめに水を止めるようにすると水の無駄遣いを防げ、

水道料の節約にも繋がります。

 

エアコンの設定温度を変える

エアコンの温度設定を夏なら普段より1℃上げ、

冬なら1℃下げることで大幅な消費電力の節約に繋がります。

夏場はすだれなどを利用し、直射日光が部屋に入らないようにしたり、

冬場はカーテンや窓用のフィルムを使用して保温効果を保ち、

外気の影響をなるべく受けないようにしましょう。

また、エアコンのフィルターに埃が詰まっていると運転効率が悪くなるだけでなく、

消費電力も増えてしまうので、こまめにフィルターの掃除を行うようにしましょう。

 

お風呂は時間を開けずに家族が続けて入る

家族がバラバラに入浴すると、1日に何度も追い炊きを繰り返すことになります。

エネルギーの無駄遣いを防ぐためにも、

お風呂はできるだけ間を開けずに家族が続けて入った方が効率もよく、無駄が少なくなります。

また、お風呂の残り湯は洗濯物などの再利用するようにしましょう。

 

冷蔵庫は壁から離し、詰め込みすぎない

冷蔵庫を壁に近づけすぎると、効率が悪くなり、冷却効果そのものも低下してしまいます。

取扱説明書をよく読み、壁との適切な配置距離を保つようにします。

また、大量の食材を庫内に詰め込んでしまっても、

冷蔵庫への負担が大きくなり消費電力が増大します。

詰め込みすぎは、奥に入れた食材を探すのに時間がかかり、ドアの開放時間が長くなったり、

食材があることを忘れて余計な買い物をしてしまったりと、

食材の無駄遣いにも繋がるので、無駄のないように適度な量を貯蔵するようにしましょう。