食品の安全性と食品表示

食品表示とは

食品の表示は、消費者にとって食品の品質を判断したり、選択するのに欠かせないものです。

食品表示を理解していれば、商品がどこから来て、どのような基準で作られたのか確認することができ、

商品を選ぶ際に役立ちます。

JAS法では、一般消費者向けのすべての飲食料品について品質表示基準が定められています。

品質表示基準は生鮮食品と加工食品に大別され、

それぞれ決められた情報を表示することを義務付けています。

この他にも食品の表示には、期限表示やアレルギー表示など食品衛生法に基づくものなどがあります。

 

消費期限と賞味期限

期限表示は、食品が安全に、もしくはおいしく食べられる期限を示すもので、

「消費期限」と「賞味期限」の2つがあります。

「消費期限」は、主に食肉や惣菜、弁当などに明記されるもので、

腐敗や変質、劣化による衛生上の危険がないと認められた期間のことです。

多少のゆとりを持って期限を定めているものの、

概ね5日以内で品質劣化が予想され、

この期限をすぎた食品を食べれば、健康面を害す可能性があります。

一方の「消味期限」は、卵や冷凍食品や加工製品などに記載されています。

未開封が前提ですが、この期間内であれば風味や味を損なうことなくおいしく食べることができます。

また、賞味期限に関しては、この期限を過ぎても食べることができますが、

本来の味や食感が損なわれている可能性があります。

食べ物をムダに廃棄しないためにも、消費期限や賞味期限をこまめにチェックし、

期間内で使い切るように心がけましょう。

 

安心を判断するための食品表示

食品表示にはJASマークをはじめ、

国が定めた一定の基準を満たした食品には、さまざまなマークがつけられています。

JASマーク

JAS法(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に基づき、

品位・成分・性能等についてJAS規格を満たす食品につけられます。

JASマークは任意であるため、すべてのものにマークがつくとは限りません。

 

特定JASマーク

熟成ハム類や地鶏肉、手延べ乾麺など、

特別な製法または特色のある原材料を使用している食品につけられます。

 

有機JASマーク

化学肥料や農薬に頼らずに生産された食品を表すマーク。

国が認めた登録認定機関によって認められたものに表示されます。

大根などの有機農産物、有機の飼料で育てられた有機畜産物、

これらを原料とした有機加工品につけられます。

このマークがないのに「有機」「オーガニック」などの名称を表示することは法律で禁じられています。

 

生産情報公表JASマーク

誰が、どこで、どのように生産したかという生産情報を

正確に記録、保管、公表していると認定された牛肉、豚肉などにつけられます。

 

特定保険用食品

通称トクホマーク。

特定の保険の目的で役立つように開発された食品につけられます。

主に健康の増進のために摂取する食品で、

保険の用途や栄養成分などを表示します。

ただし、医薬品と誤解されるような治療、予防に関係する表現は認められていません。

 

特別用途食品

乳児、幼児、妊産婦、高齢者など、

特定の対象者に特別な用途として適していると認められた食品につけられます。

 

HACCP(ハサップ)

厚生労働省の「総合衛生管理製造過程」の認証制度に基づき、

衛生管理が適切であると認定された工場で作られた食品のみに表示されるものです。

生産工程の安全性が確保押されていることを示します。

マークのデザインは、各業界によって異なります。

 

Eマーク

地域特産品のこだわりマーク。

地域で生産された原材料の良さを活かすとともに、

地域の伝統的な製造方法で生産された特産品を対象に、

国制度に基づき各都道府県が認証基準を策定、審査を行い、

全国統一の認証マーク(Eマーク)をつけています。

マークの3つのEは、

  • 「優れた品質(Excellent Quality)」
  • 「正確な表示(Exact Expression)」
  • 「地域の環境と調和(Harmony with Ecology)」

を意味します。